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2009年7月3日14時37分                                                      ソーシャルブックマーク

写真:男鹿市の学校給食に採り入れられることになった「男鹿のやきそば」=男鹿水族館GAO男鹿市の学校給食に採り入れられることになった「男鹿のやきそば」=男鹿水族館GAO

 県の魚ハタハタを塩で漬け込んでつくった魚醤(ぎょしょう)しょっつるを味の決め手にした「男鹿のやきそば」を男鹿市の新名物として定着させる活動が盛んだ。約50店の飲食店・スーパーはのぼりを立ててPR。9日からは市内の全小中学校で順次、学校給食に登場する。市教委は「男鹿のしょっつるや海の幸を使ったやきそばを子どもたちに食べてもらい、広げていきたい」としている。

 「男鹿のやきそば」は4月、市商工会と地元業者でつくる「しょっつる利活用推進協議会」が、男鹿の新たな名物を目指して開発。県の食彩あきた推進チームの食品ミニクラスター活動支援事業を活用した。

 開発に携わり、試食を重ねてきた男鹿水族館GAOのレストラン調理係佐藤真さん(35)は「男鹿の海をイメージした、磯の香りいっぱいのシーフードやきそばにした。隠し味はしょっつるだが、量の加減が難しかった」。

 現在、市内の飲食店やスーパーなど約50店で販売されている。「男鹿のやきそば」と書かれたのぼりが目印だ。市商工会によると、市内外から反響が大きく、4月の一斉発売以来1万1千食を超える勢いだという。店によって具材、味付けは工夫を凝らしておりさまざまだ。

 とはいえ、「男鹿のやきそば」と名乗るには、ルールがある。しょっつる利活用推進協議会は、(1)ハタハタのしょっつるをベースにした指定の塩またはしょうゆダレを使う(2)粉末ワカメと昆布だし入りの指定のめんを使う(3)具材はベーコンとハムを除く肉類は使わない、などと細かく定めている。

 市商工会によると、参加店の代表らで勉強会をつくり、より一層、味に磨きをかける。担当者は「学校給食に取り入れられることで、子どもたちやその保護者に浸透し、地元に定着するのではないか。地元の人に愛着を持ってもらえるやきそばを目指したい」と話している。(奈良岡勉)

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