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2009年7月23日                                                             教える人・根岸規雄

写真もずくのスパゲティ 撮影・大山克巳

 太めの沖縄もずくが主役のスパゲティ。ツルツルっと口に収まり、夏バテ気味の胃袋にぴったり。水菜のシャキっとした食感と、優しい味のトマトソースが、さわやかなアクセントになり、あとをひくおいしさです。

 00年の九州・沖縄サミットで料理総括を務めたホテルオークラ東京名誉総料理長の根岸規雄さんが、沖縄の食卓に欠かせないもずくをイタリアンに応用したい、と考え抜いた一品。ミネラル豊富でカロリーが低いのもうれしい。「もずくとよく絡まるように、パスタは細めを選んでください」と根岸さん。

 味付けの基本は、ちょっぴり辛みの利いたペペロンチーノ。イタリアを代表する味です。オリーブ油を弱火で温めて、ニンニクと唐辛子の香りをしっかりと移すのがポイントです。

 トマトソースは、トマトとタマネギを中火でコトコト煮詰めるお手軽ソース。赤い彩りを添えるためなので、汁気を飛ばす程度で結構。煮詰めすぎたと感じたら少量の水で調整して下さい。

 シャキシャキ感を失わないよう水菜は火を止めた後に混ぜ、盛りつけます。トマトソースは、冷やしてからのせてもおいしいですよ。

(聞き手・熊井洋美)

レシピ

1人前463キロカロリー、塩分2.4グラム

【材料】(2人前)

スパゲティ160グラム、太もずく(生)150グラム、水菜50グラム、完熟トマト1個、ニンニクみじん切り大さじ半分、赤唐辛子の輪切り1本分、タマネギ5グラム

(1)トマトは湯むきをしておく。水平に包丁を入れ半分に切り、実を軽く握って断面を逆さにし種を落とし、粗いみじん切りにする。タマネギもみじん切りにする。

(2)鍋にオリーブ油大さじ1をひき、タマネギを中火でいため、トマトを入れて5~6分加熱する。水分が飛んで、形が崩れて煮詰まってきたら、トマトソースのできあがり。塩、コショウ各少々で味を調え、火から下ろし粗熱をとる。

(3)もずくの塩分を抜いて、4~5センチに切る。水菜は長さ2センチ程度に切る。

(4)水1リットルに塩小さじ1の割合で湯を適量沸かし、スパゲティを表示通りの時間ゆでる。

(5)フライパンにオリーブ油大さじ1.5をひき、ニンニク、唐辛子を入れ、ニンニクを焦がさないよう弱火でじっくり香りを出す。

(6)ゆであげたスパゲティをフライパンに入れ、もずく、ゆで汁大さじ半分、塩小さじ半分、コショウ少々を加えて混ぜる。味が薄ければ、塩・コショウを加える。

(7)火を止め、水菜を加えて軽く混ぜ合わせる。

(8)皿にスパゲティを盛りつけ、トマトソースをのせる。

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