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2009年7月30日                                                  教える人・浜田ひろみ

写真くずし豆腐そば 撮影・大山克巳

 「おかず100選 夏のめん特集」の後半は「和」の2品を紹介します。家のお昼ごはんは、そばやそうめんに栄養もボリュームもプラスしたいですね。冷たい「くずし豆腐そば」は、手軽に手作りできる土佐じょうゆできりっと食べるひと皿。熱々の「鯛(たい)めん」はとりどりの具が豪華。汗をかきながら一気に食べると、元気になります。

 いつものざるそばに、木綿豆腐を手で崩してのせた「くずし豆腐そば」。見た目も涼しげですね。小さなひと手間で、「めんだけ」の食事をぐんと充実させる、料理研究家の浜田ひろみさんおすすめのレシピです。キリッとした土佐じょうゆが、そばの香り、豆腐の甘みによく合います。

 夏場の昼食づくりは手早く済ませたい――。その思いにこたえるように、そばをゆでる以外は、火も包丁も使いません。土佐じょうゆは材料を合わせて電子レンジで。豆腐や薬味の青ジソは手でちぎり、のりはもみのりに。

 「一点だけ、こだわってほしいおいしさのポイントは、ゆでて水洗いしたそばを氷水に浸すことです」と浜田さん。ゆであがりをざるにとったら、素早く流水で表面のぬめりを取るように洗い、仕上げに氷水の中できゅっとしめる。水だけとは大違いで、めんのコシが強くなります。

 木綿豆腐にもふわふわしたものが増えていますが、ぜひ固いものを探して。食べやすい大きさにちぎってのせ、薬味を散らせば完成です。

 土佐じょうゆが気に入ったら、まとめて作って冷蔵庫で4、5日は保存できます。しょうゆのしみた削り節は、細かくほぐしてそばの上からかけても合います。(聞き手・長沢美津子)

 

レシピ

1人前471キロカロリー、塩分3.4グラム

【材料】(2人前)

そば(乾めん)200グラム、木綿豆腐1丁、青ジソ6枚、のり1枚、おろしわさび適宜、土佐じょうゆ(しょうゆ大さじ3、水大さじ3、削りカツオ1カップ)

(1)器にしょうゆ、水、削りカツオを合わせ、500ワットの電子レンジで1分強加熱する。そのまま1、2分おいてから茶こしでこし冷やす。

(2)青ジソは中央の葉脈を除いて小さくちぎり、さっと水洗いして水切りする。のりを直火であぶってポリ袋に入れてもみのりにする。

(3)豆腐は皿にキッチンペーパーを敷いた上にのせ、冷蔵庫で水切りする。

(4)そばをゆでる。たっぷりの熱湯で袋の表示に従ってゆでる。ざるにとり、流水の下でもみあらいしてから氷水に浸してひきしめる。

(5)浅鉢に水気をきったそばを盛り、もみのりの半量を散らし、豆腐をひと口大にちぎってのせる。青ジソと残りののりを散らし、おろしわさびを添える。

(6)土佐じょうゆをかけて食べる。

 薬味はミョウガの小口切り、万能ネギの小口切り、貝割れ菜などもいい。温泉卵を真ん中に落として、全体を混ぜながら食べるとボリュームアップする。

 乾燥そばは種類が豊富。そばの産地の違いや、つなぎの割合や種類の違いで風味と味が変わる。「おいしい水にさらせば、それだけでごちそうです」と浜田さん。

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