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2008年01月15日

――各界の3人に聞く
 08年がスタートした。ファッショントレンドは、「モノトーンのクラシック」から「ハッピーでナチュラル」へと、大きく変化しそう。そこで、あの人ならどう装うか。各界で活躍する3人に今年の「おしゃれ計画」を聞いた。



ロックスタイルの土屋アンナさん=東京都港区で、東川哲也撮影

■かわいい、でも「ロック」 土屋アンナさん

 「今年は変身して、それでも本物のロックだといわれたい」。革ジャンや鋲(びょう)飾りなどハードなロッカースタイルで決めることが多かった、ミュージシャンの土屋アンナさんは語る。

 英国のバンド、クイーンを聴いてロックの反抗精神に目覚めた中学生の頃から、ずっと今のスタイルを続けると思ってきた。自分の弱さに打ち勝つためにもそんな装いが必要だったからだ。アイライン1本ハードに引くだけで救われてテンションが上がった。

 だが、今年のイメージは「かわいく」だという。例えば70年代風のきれいな花柄のパフスリーブドレスに、蛍光色の稲妻模様やドクターマーチンのごついワークブーツを合わせる。アンバランスな遊びの表現を加えてみる。

 なぜかと言えば、「反抗精神は、昔の人みたいに暗く寂しい怒りではなくて、きれいなものの中に隠れている。年齢を重ねて、そのことに気付いたから」。実はいま、多くの人がそんなロックの精神を持っていると思う。そういう人たちのために、「アンナはかわいい服を着ても、やっぱりロッカーなんだよ、って伝えたいんです」。
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