close
2008年02月05日

 バレンタイン商戦が活発になってくると、街の装いもピンク系が目に付くようになります。先日もショーウインドウの中に飾ってあったピンクの絵柄のシャンパングラスに思わず目がとまり、とても可愛らしかったので、アサヒ・コムのバレンタイン編を想定して思わずパチリ。最初の画像がそうなのですが、ピンク色はバレンタインデーのある2月、桜の3月にはピッタリです。



ピンクの絵柄の可愛いシャンパングラス


「ソフィア缶」はピンクとシルバーのキラキラパッケージ


箱の中には187mlの缶が4本入っています


軽快な飲み口の「ソフィア」に恵比寿にあるフレンチのシェフ手作りの「ビスキュイ・ド・シャンパーニュ」を合わせて。相性抜群でした!


10年の歳月を経た「ソフィア1998」


●キラキラパッケージも魅力、『ソフィア・ブラン・ド・ブラン』


 輸入元である『ワイン・イン・スタイル』さんからワインが届きました。おしゃれなキラキラ系のパッケージで、中にはピンク色のスパークリングが4缶も! 箱の中にあるのは映画監督のフランシス・フォード・コッポラがカリフォルニアで手がけるスパークリングワイン『ソフィア・ブラン・ド・ブラン』です。

 ソフィアは本格的なシャンパングラスを使わなくても大丈夫。ビールと同じプルトップ缶なので、どこでも気軽に開けて楽しめます。サイズは187ミリリットル、レギュラーボトルの4分の1の容量です。ピンクのストローも付いています。数年前に“ピッコロサイズ(187ミリリットル)のシャンパンをストローで”というコピーが流行しましたが、まさにそのノリです。

 試しに、シャンパングラス、タンブラー、ストローを使って、の3バージョンでソフィアを飲んでみました。前者2つはおいしく飲めますが、ストローを使うと、若干エグミ感が出てくるように感じますので、飲むなら、ストローなしがおすすめです。


●白ぶどうだけで造るスパークリングワイン


「ブラン・ド・ブラン」は白ぶどうだけを使います。ソフィアの場合はピノ・ブラン82%、ソーヴィニヨン・ブラン10%、ミュスカ8%の3種類のぶどうをブレンドしています。8割以上がピノ・ブランなのは、イタリア系のコッポラ監督らしい選択だと思います。このぶどうはフランス原産ですが、イタリアでは「ピノ・ビアンコ」と呼ばれる人気品種で、イタリアのスパークリングワイン「スプマンテ」に使われています。

 ソーヴィニヨン・ブランもフランス原産で、香りの良さと爽やかな酸味が特徴です。最後のミュスカは、イタリアでいう「モスカート・ビアンコ」で、独特の芳香があるので、スプマンテに使われることが多いようです。


●日本未入荷だった時に入手した記念の『ソフィア1998』


 我が家のクローゼットの奥に、貴重なスパークリングワインが寝ています。一生開栓することはないと思っているワインです。透明瓶から見える色は少しオレンジ色がかっていますね。なんと10年経過しています!

 実はこのボトル、日本にまだ輸入されていなかった『ソフィア1998』で、初リリースもの。当時はピノ・ブラン66%、ミュスカ25%、ソーヴィニヨン・ブラン9%のブレンドでした。

 2000年に上梓した拙著『おいしい映画でワイン・レッスン』の原稿を書いていた前年、コッポラのワインを輸入していた『カリフォルニア・ワイン・トレーディング』の社長さんからプレゼントしていただいたものです。


●愛娘の結婚式を機に完成したワイン


 コッポラ監督の愛娘ソフィアは1999年6月、映画監督のスパイク・ジョーンズと結婚したのですが、挙式にあたり、彼女は父親に1つのリクエストをしました。それは「シャンパンのようでありながら、シャンパンほどガスっぽくなく、値段はシャンパンのように高くないワインを造って!」というものでした。その結果、誕生したのが「ソフィア」なのです。

 父親から「大きくなったら君のためにワインを造るよ」と言われ続けていたソフィアは、成長する過程で、何度も「いつ造ってくれるの」と聞いていたそうです。そして彼女の結婚式のために、特別なスパークリングは完成し、リリースされました。我が家にあるのは、その記念のボトルです。

 映画『ロスト・イン・トランスレーション(2003年制作・米)』は、第74回(2004年)アカデミー脚本賞を受賞し、ソフィア・コッポラは映画監督として世界的にも注目されるようになっています。

 女性から愛を告白できるという日本式バレンタインデーには、“受身の女性というイメージを感じさせないソフィア・コッポラ”の名を冠したスパークリング、絶対合うと思いますよ!
arrow
arrow
    全站熱搜

    rjivoe 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()