close

2009年2月27日                                        東京・赤坂 「あかさか小鉢や」

写真ランチメニューの有機野菜のプレート(1300円)。7種類のおかずと玄米ごはん、リンゴのデザートが乗っている

写真赤坂の静かな路地に面する「あかさか小鉢や」

写真店内の様子。カウンター内から女性スタッフが暖かく迎えてくれる

写真テーブル席。落ち着いた雰囲気の中で食べられる

 「野菜に目がない」という友人が、とっておきの店と教えてくれたのが「あかさか小鉢や」。おいしい野菜をちょっとずついろいろ味わえる。欲張りだがヘルシー志向な人にぴったりな玄米菜食の店だという。近頃はめっきり野菜不足気味ということもあって、早速行ってみることにした。(アサヒ・コム編集部 吉岡久美子)

 東京メトロ千代田線・赤坂駅から徒歩4分、にぎやかな通りから路地へ入る。入り口を開けると野菜や果物が所狭しと並べられている。この店の主役は野菜。魚や肉を使わないマクロビオティック製法に基づいてつくられた家庭料理を提供する。女性スタッフが優しく出迎えてくれた。

 昼のメニューは野菜のランチプレート(1300円)のみで、サラダバーとみそ汁がつく。大きなプレートに玄米ごはんと有機野菜を中心としたおかずがきれいに盛り付けられており、どれから食べようか迷ってしまう。

 本日のメーンはじゃがいものコロッケ。コーンに加え、ひき肉のような食感のグルテンミートを使っている。自家製の梅干しのソースがアクセントのサツマイモやにんじんは少し固めに蒸してあり、甘みがあり、食べごたえも十分。蒸した小松菜はやや薄めの味付けだが、野菜本来の味が生かされている。できるだけ皮をむかないで調理されており、「大地のめぐみ」をまるごと食べている気分になる。

 みそ汁は魚などの動物性のだしを使わず、昆布などを使う。プレートには少し酸味のあるリンゴのデザートも乗っており、さっぱりとランチを締めくくった。

 店主の柴田有理子さんは、「薄味のものだけでなく、しっかりした味付けのものを組み合わせ、野菜だけの料理でも食べたという達成感を出すように工夫している」と話す。コンセプトは「おいしいものを少しずつ」。ちょっとずついろいろな種類のものを食べたいという思いがあって、現在のスタイルを考えたという。

 女性客がほとんどかと思いきや、健康に気を使う男性も多く訪れるという。店名に「小鉢」とあるように、夜は小鉢料理が出される。遅くまで働くビジネスマンが夜食に立ち寄ることもあるそうだ。こんな店が近所にあれば、どれほどありがたいことか、と思った。

 

 

 

お店情報

■メニュー

ランチメニューは有機野菜のプレート(1300円)。夜のメニューは野菜ばっかり小鉢(3500円)、野菜のグラタン(1400円)、自家製みそ料理や季節野菜のコンソメスープ煮(650円~)など。

 

 

 

■住所

東京都港区赤坂4―3―11 高嶋ビル1F 営業時間=ランチタイム:11時30分~13時30分、ディナータイム:17時30分~22時30分(L.O.21時30分) 定休日:土・日・祝 禁煙 席数=カウンター10席、テーブル6席

arrow
arrow
    全站熱搜

    rjivoe 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()