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ちゃでござる/高橋利秀さん

2009年8月26日                                                  ソーシャルブックマーク

写真緑茶の大福 御茶福絵巻/ありそうでなかった緑茶の大福。餡にぴったり合う香り高い煎茶をたっぷりと餡に練り込み、もちもちの大福生地で包み込んだ。さらに、餅を重視した「もちもちの大福」が、餅菓子を実感させてくれる。

写真創業80年、実店舗12店のお茶専門店が運営しているネットショップだ。

写真高橋利秀さん

 

 抹茶アイスや抹茶ケーキなど、お茶入りスイーツはたくさんあるが、「もっとお茶にこだわったものが食べたい!」という人におすすめなのがこちらのショップ。「ちゃでござる」は、マニアな夢をかなえるお茶にこだわったお茶とスイーツの専門店だ。「お茶とお茶スイーツの専門百貨店」と銘打った、専門店ならではのスイーツにかけるこだわりを、店長の高橋さんにお聞きした。

 

お茶専門店ならではの心意気を

 

 私どもは「お茶とお茶スイーツ専門店」という看板に恥じないように、他店では真似ができないような、日本茶をメインにした独特の商品を販売しています。当店でお茶スイーツや茶蕎麦などをお買い物されるお客様は、「お菓子」が好きなのではなく「お茶」が好き、蕎麦が好きなのではなく「お茶」が好き…、という筋金入りのお茶好きが多いのです。そのため、「お菓子屋さんが作る抹茶スイーツ」や「蕎麦屋さんがつくる抹茶蕎麦」などとは一線を画し、お茶が主体となるような商品でなくてはなりません。言葉にするのは難しいのですが、例えば、お菓子にお抹茶が入っているのではなく、お抹茶がお菓子になったような…、そんな商品作りなんです!

 また常にチャレンジ精神も忘れてはいません。他店にはない「天ぷら用緑茶生葉」「緑茶蒲鉾」「緑茶生葉入り薩摩揚げ」「観賞用お茶の木」などなど、お茶好きの心をくすぐる商品の開発も常に行っています。

 

ユニークな緑茶抹茶と濃厚茶蕎麦が自慢

 

 当店をご利用いただくお客様は、お茶にしてもスイーツにしても「濃厚さ」を求める傾向があるため、商品も濃厚な味わいのものが多くなっています。

 そんなお茶商品のなかで、当店で一番最初に手掛けたスイーツ系商品が緑茶の大福「御茶福絵巻」です。「どこにでもありそうでなかった…」と商品名の頭につけたとおり、抹茶の大福はそれまでもありましたが、煎茶(緑茶)を使った大福は他に見あたりませんでした。抹茶も煎茶も同じように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、製造工程も違い、飲んでいただいてもまったく異なるものです。そこで、「餅餡に煎茶特有の旨みを活かした大福を!」との思いで商品を開発しました。さらに、最近はやわらかくてとろけるような大福が流行っていますが、この緑茶大福はその流れに逆らうような、餅を重視した「もちもちの大福」です。「大福は餅菓子なんだ!」と再認識させてくれ、餅好きならきっと満足していただけると思います。

 また、濃厚抹茶蕎麦は、濃厚な抹茶蕎麦の極限をめざして作ってみました。極限とは、これ以上抹茶を入れたら抹茶味が強すぎて苦くて食べられないという、限界点一歩手前の抹茶の量です。試作にあたっては、どの抹茶にするか?量は?と、試行錯誤を重ねました。試作で「こんなにたくさん抹茶入れていいんですか?これは蕎麦じゃないですよ!」と、製麺会社の方にあきれられたほどの濃厚な抹茶風味を楽しんでいただけます。

 もちろん当店は、スイーツや蕎麦だけでなく、本来のお茶も忘れてはいません。こだわりの「手もみ茶」や、農林水産大臣賞受賞茶園のお茶など、お茶グルメの方にも満足していただける品を取りそろえています。有機栽培JAS認定の工場をはじめ、徹底した品質管理のもと、「美味しく、安心・安全なお茶」を提供し、お客様に喜んでいただける商品をつくっていきたいと考えています。

文 フリーライター 宝田薫

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